<Part 1>
2004年4月にスタートした日本の証券仲介業は果たして今後、他の先進国同様、「貯蓄から投資へ」と資産の流れを変え、資本市場を活性化して、アジアのハブとしての地位を確立していくことができるのか。またペイオフ解禁を目前にして、販売チャンネル、商品ラインアップが多様化する中、投資家にとってはどのようなメリットまたはデメリットがあるのか。企業、年金基金や個人投資家などが安心して運用を任せられる健全なマーケット、システムの構築、企業経営を推奨するためにはどのようなガバナンス、資産運用が必要なのか。新たなガバナンス手法やSTP技術を運用に一早く取り入れたことでも著名な、米国最大手年金基金カルパースからもご意見を頂戴する。日本経済を支えてきた団塊世代が退職金を受け取る近未来、また年金に対する国民の不安感が年々増す昨今、健全な資産運用、企業経営とマーケットの確立は、今後の日本の金融ビジネスを拡大させ、システムを確立させていく上でも急務となっている。
<Part 2>
新たな資産運用、証券仲介業がもたらす金融ビジネスの多様化と拡大を実現可能にし、金融機関の競争力を向上させるためには、従来のプロセスとシステムの見直し、そして新たなビジネスプロセスに対応する柔軟なシステムの構築が不可欠である。更に従来から日本の市場関係者が着実に進めてきている、2009年に執行が決まった株券無券面化に代表される決済制度改革をタイムリーに遂行、成功させるためには、戦略的なIT、アウトソーシングなどの活用、業務プロセスの見直しが、インフラ提供者をはじめ各金融機関の重要経営課題になっている。金融ビジネスの第一線でご活躍されている方々に現在の課題も含め、今後の展望などについて熱く語っていただく。
二日目にはこの分野における先進的なITプロバイダー企業様より、具体的な欧米の最新事例なども含め、最先端のテクノロジーとソリューションをご紹介いただく。展示会も同時開催予定!
Conference Highlights<Part 1>
ガバナンスの重要性と制度改革に伴う資本市場の新たな挑戦!
- 我が国におけるガバナンスを重視した資産運用、証券仲介業、ペイオフ解禁が市場に与えるインパクト
- バイサイド、年金基金のガバナンス、STPなどへの取り組み
- 証券仲介業の今後の制度上の課題、社内システム構築上の課題
Conference Highlights<Part 2>
ITの戦略的活用による金融機関の競争力向上、金融市場インフラの整備!
- 2009年6月決行!−株券無面化、新たな決済制度へ対応するための社内システム、プロセス構築に向けての多くの課題
- 社内システムの構築する際のROI、アウトソーシング戦略等
- 金融機関における利用者保護ルールの整備、個人情報保護令等
Distinguished Guest Speakers From
- AIG投資顧問株式会社
- エービーエヌ・アムロ証券
- カルパース(米最大手年金基金)
- 大和証券SMBC
- 金融庁
- 日本国債清算機関
- 日本証券クリアリング機構
- 証券保管振替機構
- 松井証券
- みずほ信託銀行株式会社
- モルガンスタンレー証券
- 三井住友銀行
- 住友信託銀行
- 東京三菱銀行
- スイフト
※講演者およびテーマは当日変更になる場合もあります。ご了承下さい。
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